各家庭により最適な電気料金プランは異なるので、電力自由化の恩恵を受けるために、まずは過去の利用履歴からシミュレーションして最適な電力会社を探す方法があります。なるべく多くの検針票が集められれば、より正確な比較が出来ますが、少なくとも直近2ヶ月程度あれば傾向は掴めるでしょう。従来は地域の電力会社が独占供給していたために、一般家庭向けの電気料金プランは選択肢がありませんでした。新電力から提案されている数多くの料金プランから、自分にとって最適なプラン選びが出来れば、年間に支払う電気料金を大幅に節約出来ます。これまでは、提示されてきた電気料金で使用量をいかに節電努力により減らすかが課題でしたが、これからは節電努力に加えて電力会社選びで更に電気料金引き下げが可能となったわけです。

電気の使用量が最大と最小の月で比べてみる

一般家庭向けの電気料金は、地域の電力会社が申請を出した従量料金により決まっていました。安定供給を最優先とするために、複数の発電方法を組み合わせて大規模停電が起きないように工夫がされてきたわけです。電力自由化が行われたことで、選んだ電力会社によって料金プラン自体が変わります。電力会社を乗り換える前には、過去の電気使用量が最大となった月と最小となった月の両方をシミュレーションして、最適な電力料金プランを探すと良いでしょう。最大使用量を示した月だけでなく、最小使用量の月も比較してみなければ、年間を通した時に乗り換えた方が本当に得となるのか分からないからです。電力料金は従量単価が3段階まで使用量に応じて設定されており、基本料金の有無も関係するので、新規参入電力会社の料金プランが割安にも割高にもなりかねません。各家庭に合わせた電気料金プランは実際に比べてみないと分からないものです。

生活スタイルの変化があれば最適な電力会社も変わる

新規参入した電力会社の中には、時間帯別の料金体系を採用している所があります。基本料金を設定せずに、全て従量料金としている所も珍しくありません。電力自由化は、電力会社を選ぶ自由だけでなく、新規参入電力会社が独自の料金体系を提案することも可能としています。転居や転職により、在宅時間やパターンが変わった際には、電気の使い方も大きく変化するでしょう。2年縛りを設けている電力会社と契約する際には、再度の乗り換えタイミングまで考えたシミュレーションを行っておくことが出来たら、家計全体に占める電気料金の割合を減らせるでしょう。電気は全ての世帯が契約するものですから、僅かな料金差があったとしても、年間で考えると差が広がりやすいものと知っておく必要があります。